補助金や支援金など資金調達のアンテナを張る!歯科医院経営にも関係する最新制度について

こんにちは。イレブン税理士事務所 飯谷慎平です。 歯科専門税理士から見たコロナ禍の医院経営について、全4回のシリーズでお伝えしてまいりましたので、4回目の今回で最終回となります。

最後は、面倒な財務関連の業務を忙しい院長先生にどのようにして快く行っていただいているか、歯科専門税理士としての工夫や、この分野を志したきっかけなどについてお話しさせていただきます。

歯科専門税理士ならではの見識とサポート力とは

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(画像=Paylessimages/stock.adobe.com)

経営や税務関連についての業務は、多忙を極める院長先生にとって面倒なものですよね。だからといって、どんぶり勘定を続けていては安定経営が難しくなりますから、きちんと対策してもらうために時には厳しい苦言をしなければなりません。

そんな時も「うるさいなぁ、金払ってるのは俺やぞ~」と先生から何でも自由に言ってもらえるような雰囲気づくりを大事にしています。楽しい雰囲気の中で、クスクス笑いながら打合せができるような和やかな関係でありたいと考えています。

そして、この連載の第一回目でもお話しさせていただきましたが、パッと見ただけでも経営状況の問題点が解るような数字の「見える化」についても工夫してまいりました。

問題点が一目でわかる見やすい資料をご用意するなど、できるだけ院長先生に負担が少なくなるよう配慮しています。

歯科専門税理士を始めたのは「自分なら、もっと深くサポートできる」と思ったから

「どうして歯科専門の税理士になったのですか?」という質問をよく受けるのですが、それは税理士変更で歯科医院の院長先生が移ってこられた時、深いサービスを受けていらっしゃらない印象だったからです。院長先生にとって、非常にもったいないことだと思いました。

よくあるのが、事業継承されたタイミングで、若い院長先生が税理士を変更されるケースです。先代の院長先生とおつきあいのある税理士事務所のサービスが、若い院長先生が求めるレベルに合っていないということから税理士事務所を移ってこられるのです。

元々の税理士事務所のやり方は、それはそれでベテランの院長と税理士との関係で相性が良かったのだと思いますが、若い世代から見た時には、新しい時代に合わせた新しいサービスを求められていることがあるのです。

歯科専門税理士と一般の税理士はサービスが異なる

全国的に見ても、実際に歯科専門のサービスに力を入れている税理士事務所と、一般的に普通のサービスを行っている税理士事務所では、サポートできる内容に大きな差が生じてきているというのが現状です。

そんな状況を見て、「自分なら、もっと歯科の院長先生をサポートできることがあるのでは?」と考えたのが、歯科専門の税理士になろうと考えた最初のきっかけでした。

現在は、歯科専門税理士のエキスパートとしてみなさまの歯科医院の安定経営に役立つよう、さまざまなサービスをご提供しています。

例えば、少しでも患者さんの予約キャンセルを減らすことで集患の施策になればと、予約キャンセル数を全国平均と比較したデータの作成なども行っています。ご希望に応じて、チェア単価や診療報酬を、全国や地域の平均と比較する分析も行います。

また、「これまで契約していた税理士事務所の担当者と相性が合わない」という理由でご相談いただいた院長先生には、初回相談で、その税理士事務所のサービス内容や相場感などが適切かどうかをきちんとお伝えしています。

結果、そちらの方がお得なら、税理士変更はおすすめしません。「まずは担当者を変えてもらってみては?」といったアドバイスをさせていただきます。それでも合わない場合には、「またご相談ください」とお伝えします。そうした誠実な姿勢を大切にしていることが、信頼関係につながっていると感じています。

成功している歯科医院の院長って、どんな人?

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(画像=Paylessimages/stock.adobe.com)

「歯科医院の院長で、成功しているのはどんな人?」というのもよく聞かれる質問です。ハッキリしているのは、素直な人は間違いなく成功する、ということですね。

税理士に愚痴などをいろいろと言ってこられるような院長先生がいらっしゃいますが、実はわたしからのアドバイスを素直に受け止めて、受け入れる姿勢でいらっしゃるからなんです。

素直なタイプの院長先生の場合は、そういった性格がすぐに財務資料に表れてきます。結果が早いスピードで伴ってくるのです。それが感じられた時は、わたしとしてもとてもやりがいを感じます。

最初は「固定費はどれくらいですか?」と質問しても、「固定費?わからん」とおっしゃっていた院長先生が、おつきあいを続けるうちに「○○万円くらいちゃうの?」と固定費を把握されるようになった時、先生を成長させたというとおこがましいですが、嬉しくなります。

また、ベテランの院長先生が打合せの時に毎回、「これだけ報酬払うんやから、これをやってくれよ」という課題を出してくださっていて、こちらがご提供したものに対し「おぉ!これを待っとったんや!」と認めてくださった時、感性がバッチリ合った、信頼関係が築けた、と実感できて嬉しく思います。

ウイズコロナであったこの1年は、特に、さまざまな支援制度を活用しながら資金繰りのお手伝いに力を注いでまいりました。これを機に、どんぶり勘定タイプだった院長先生とも、1時間くらいじっくり腰を据えて打合せできるようになりました。

まだこの状況はしばらく続きそうですが、今後もさらにアンテナを張って感度を保ち、精度の高いサポートを続けていきたいと考えています。

まとめ

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(画像=fotofabrika/stock.adobe.com)

いかがでしたでしょうか?全4回にわたり、歯科専門税理士から見たコロナ禍の歯科医院の経営についてお伝えしてきました。みなさまの安定経営のヒントになれば幸いです。

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