人口減少時代に突入した日本では、歯科医院経営はますます厳しくなってきています。歯科医院が生き残るカギは、「いかに集患できるか」にかかっているといえます。
しかし、「集患対策してもなかなか成果がでない」と悩んでいる方や、「開業を予定しているが集患に不安がある」という先生もいらっしゃるのではないでしょうか。
本記事では、低コストで効率的に集患できる施策についてお伝えしていきます。
今回は主に自費診療患者の集客に効果的なホームページの作り方を解説します。
歯科医院が自費診療の患者を集めるには?
自費診療の患者さんを集患するには、どのような施策を打てばよいのでしょうか。
自費率アップでよく言われるのは…
自費率をアップさせるためによく言われるのは、「自費カウンセリングを強化しましょう」「TC(トリートメントコーディネーター)を育てましょう」ということです。
しかし、現実はどうでしょうか。
院長先生としては、懇切丁寧にカウンセリングをしているつもりでも、患者さんによっては「高額治療ばかり勧めてくる」という印象をもたれてしまうことがあります。
そうしたギャップを埋めるためにもTCの存在が求められるわけですが、都合のいい人材が突然現れてくれるわけでもありません。
仮にスタッフをTCへと育成するにしても、一朝一夕ではできませんし、お金や時間など相当な教育コストが必要となります。
そもそも、保険治療にするつもりの患者さんを自費治療化するのはとても難しいことです。
Webを使った自費集患
要なことはあらかじめ自費治療を考えている患者さんを集める、 つまり「自費集患」に注力することですここで従来のWebを使った自費集患ルート「インターネット広告」と「ポータルサイト」について考えてみましょう。
インターネット広告
メリット:
- 月20~30万程度の費用をかければ、一定の集客が見込める
デメリット:
- 集患に成功しようがしまいが一定の費用がかかる
- 際限なく広告費を積み上げなければならないケースもある
ポータルサイト
メリット:
- 歯科医師を探している人の目に触れやすい
デメリット:
- 集患に成功しようがしまいが一定の費用がかかる
- 高額なオプションを利用しないと効果が出にくい※ ※サイトごとに料金体系は異なりますが、基本掲載料が月額4万円程度、 プラスして各種オプションで数十万円、1送客ごとに2,000~3,000円かかります。
どちらにしてもとてもお金がかかるものなので、集患に結びつく効果的な内容になっているのかがとても大切です。
ネット自費集患3つのポイント
インターネットを使った集患、中でも自費患者を集めていくためには単なる集患と異なる戦略が必要です。
ポイントは以下の3つです。自費集患には、以下の3つのポイントがあります。
- 難しい自費治療を、患者さんの言葉に翻訳する
- 医療法対応テクニック
- SEO対策
順番に説明していきます。
1.難しい自費治療を、患者さんの言葉に翻訳する
歯科医療全般に言えますが、とくに自費治療を説明しようとすると難しい内容になりがちです。
専門知識を持っているドクターは、医療者としての立場から専門用語を駆使してしまいますが、患者さんはそうした用語自体を理解できません。
重要なのは、自費治療が患者さんにもたらすメリットやベネフィットを伝えることです。
自費治療が患者さんのQOLに利益になるということを理解してもらわなければなりません。
つまり、どうしても専門的な内容になってしまう自費治療の話題を、いかに平易な言葉でわかりやすく伝えられるかが勝負だと言っていいでしょう。
ここで例をひとつ。ドクターは普通に「口腔内検査」という言葉を使いますが、一般の患者さんには伝わりづらいでしょう。
これを「お口の中の検査(虫歯や歯周病がないかをチェック)」というように言い換えるのです。
2.医療法対応テクニック
医療法(医療広告ガイドライン)への対応も重要ですが、絶対に違反にならないことだけ念頭に置いてホームページを作成すると、患者さんが魅力を感じるホームページにならないという現実があります。
ありきたりなつまらないホームページになってしまうと、伝えたいことや医院のポイントが患者さんに伝わらず、インターネットでの集患が期待できないものになってしまいます。
特に高額になる自費治療ではポイントが伝わらないと、受診の動機になりません。
いわば、表現上のグレー部分を攻める「さじ加減」が重要ということです。これには経験からくるノウハウが求められます。
例えば、「当院では無痛治療を実施しています」という表現はNGですが、「当院では無痛治療を目指しています」という表現であればどうでしょうか。
3.SEO対策
SEO対策とはGoogleなどの検索エンジンでサイトの露出を増やしたり、上位表示させたりして、来訪者を増やすためのものです。
SEO対策は、何よりもキーワード選びが肝になります。患者さんがどのようなキーワードを検索しているのか、どんな情報を収集しているのかを意識することが重要です。
SEOのポイント
患者さんが検索するキーワードは、みんながイメージするような「有名キーワード」だけではありません。
意外な言葉が検索されていることもわかっています。
まずは患者さんが検索するキーワードを幅広く狙い、そのキーワードに対応したホームページを用意していく必要があるのです。
まとめ
インターネットによる自費集患には3つのポイントがあることを述べてきました。あらためてまとめると、以下のようになります。
難しい自費治療を患者さんの言葉に翻訳し、患者さんにとってのメリット・ベネフィットを伝えること。
医療法対応として、表現のグレー部分を攻める「さじ加減」をわかっている制作会社に依頼するということ。
SEO対策は患者さんが検索するキーワードを幅広く狙って、キーワードごとにホームページを制作することです。
「初めてのHPプラン」のご紹介
あきばれホームページ歯科事業部では、初めてホームページを作成する歯科医院樣向けに「初めてのHP作成プラン」をご用意しています。
ご興味のある方はぜひ初めてのHP作成プラン<医院公式ホームページ向け>をご覧ください。
【おすすめセミナー】
・【無料】たった4カ月で歯科衛生士276名の応募獲得! 歯科衛生士・歯科助手採用セミナー
・【無料】月15人の義歯の新患が来院! 義歯集患セミナー
・【無料】矯正治療が得意な先生に贈る マウスピース矯正集患セミナー
あきばれホームページ 歯科事業部長 / 主席コンサルタント
歯科衛生士
歯科衛生士資格を持つWEBコンサルタント。オーラルケア、ホワイトエッセンス、エイチ・エムズコレクションにて、通算9年間にわたり歯科衛生士として活動。 WEBコンサルタントとして600サイト以上の集客コンサルティング、100サイト以上のライティングを手がけ、WEBサイトの反応率を十数倍にした実績を多数持つ。
現在は、全国で1000を超える歯科医院のHP制作を手がける【あきばれホームページ】歯科事業部長としてWEBを使った集患や採用の支援を行っている。本コラムでは、集患はもとより、スタッフの採用やマネジメントについても解説している。
株式会社オーラルケアにて、予防歯科の普及活動やDHむけ情報誌「タフトくらぶ」創刊に編集者として携わる。その後、創業期のホワイトエッセンスに勤務。
2002年 有限会社エイチ・エムズコレクション入社。
歯科商品の企画やセールスプロモーション、執筆活動(著書:医学情報社OralCareBook)、歯科医院むけコンサルティング、介護施設むけに口腔ケア指導を担当する。また、トクヤマデンタル社にて、義歯・接着関連製品の企画・販促に携わる。
オーラルケア、ホワイトエッセンス、エイチ・エムズコレクションにて、通算9年間にわたり歯科衛生士として活動。
2008年 株式会社WEBマーケティング総合研究所入社。
2013年 歯科に専門特化したホームページ作成サービス【あきばれホームページ歯科パック】の企画を立案し、サービス提供を開始。
2016年 歯科への総合的なWEB集客を支援すべく、歯科事業部を立ち上げる。ホームページ制作だけでなく、歯科医院向けにWEBを使った集患支援を行っている。