2022年度新卒の歯科衛生士の採用動向!4つの採用方法と成功ポイントとは

慢性的な人手不足といわれている歯科業界では、新卒歯科衛生士の獲得において激しい競争が繰り広げられており、今や「1人の歯科衛生士を20の医院で取り合う状態」といわれます。そのような状況では、採用活動を行っていても、なかなか獲得に至らない医院も多いのではないでしょうか。

この記事では、新卒の歯科衛生士の採用方法について解説し、獲得成功のためのポイントを紹介します。

新卒の歯科衛生士は圧倒的な売り手市場

全国歯科衛生士教育協議会「歯科衛生士養成教育に関する現状調査」(2020年)によると、歯科衛生士養成学校を出て、就職を希望する歯科衛生士6,298人に対する求人数は約13万人となっています。就職者に対する求人倍率は約20倍と高く、1人の歯科衛生士を20の歯科医院が取り合う状態です。

5年ほど続くこの傾向は、慢性的な人手不足を表しているといえるでしょう。これが現在の歯科衛生士の新卒採用の状況です。

新卒の歯科衛生士を採用する4つの方法

多くの医院が歯科衛生士の採用を望み、採用活動に取り組んでいます。自医院の人材確保を実現するためには、さまざまな枠組みに対するアプローチが必要です。そこで、新卒の歯科衛生士採用のために行いたい方法を4つ紹介します。

新卒の歯科衛生士採用の方法1:学校への求人票

1つ目は、歯科衛生士を養成する大学・短大や専門学校の就職課に求人票を送付する方法です。ほとんどの学校では全国から求人を受け付けており、掲載も無料で行っています。就職課への求人票掲載は、資料作成や郵送といった事務費用のみで可能です。

面接や説明会にかかる経費は別途必要ですが、採用コストを低く抑えられるメリットがあります。求人票は自医院で用意するか、学校のホームページなどでも入手できるため確認してみましょう。

新卒の歯科衛生士採用の方法2:求人サイト

医療業界に特化した求人サイトに情報を掲載することで、歯科衛生士に向けたアピールが可能です。代表的な求人サイトの特徴を見てみましょう。

GUPPY(グッピー)
医療・介護系に特化した就職情報サイト。初期費用10万円からの「新卒採用サービス」の利用で、就職サイトや就職情報誌への掲載やスカウトがすべて利用できます。複数の職種を募集でき、採用が決定しても追加費用はかかりません。

Quacareer(クオキャリア)
求人情報サイトを運営する「Quacareer」(クオキャリア)では、歯科衛生士専門の求人サイト「WEB版クオキャリア」や新卒歯科衛生士専門の求人誌「就活BOOKクオキャリア」など歯科衛生士に特化した媒体を多く抱えています。パッケージプランを利用すれば歯科医院の求人情報を効率よく掲載できるでしょう。

新卒の歯科衛生士採用の方法3:求人検索サイト

通常の求人サイトとは異なり、求人検索エンジンを利用して求人情報を紹介しているのが求人検索サイトです。「Googleしごと検索」や「Indeed」(インディード)が代表的で、CMなどでご存じの方も多いのではないでしょうか。求人検索エンジンは、歯科医院ホームページや求人サイトなどから求人情報を取得し、検索されたキーワードに合った求人情報を表示しています。

求人検索サイトのメリットは、インターネット上にあるさまざまな媒体の求人情報をまとめて見ることができるため、求職中の歯科衛生士に見つけてもらいやすい点です。新卒歯科衛生士の求人案件を掲載している歯科医院も多く、掲載料も無料であるため低コストを実現できます。

新卒の歯科衛生士採用の方法4:自医院ホームページ

新卒の歯科衛生士を採用する際は、自医院のホームページも重要な媒体です。働きたいエリアが決定している歯科衛生士なら近辺の歯科医院を検索し、ホームページで募集状況を探すことも考えられるでしょう。それ以外でも求人サイトなどで気になる求人を見つけた際に、多くの歯科衛生士は歯科医院のホームページをチェックしています。

それゆえ、歯科医院の経営方針や診療理念、スタッフ、院内の雰囲気など自医院の魅力をホームページで伝えなければなりません。また、スマートフォンへの対応やSNSの利用、採用専用ページの作成なども有効な手段の1つになります。

新卒の歯科衛生士の獲得に成功するためのポイント

新卒の歯科衛生士を採用するための方法をお伝えしましたが、これが全ての求人方法ではありませんし、求人を掲載しただけで人材獲得につながるわけではありません。求人で興味を持った学生の多くはインターネットで情報を探すので、ネット検索を想定した情報発信が必要となります。

他にもさまざまな採用方法を試す

新卒の歯科衛生士の採用は、紹介した方法以外にもさまざまな手段が考えられます。以下のような手段を幅広く活用するのがおすすめです。

  • スタッフからの紹介
  • ハローワークへの申し込み
  • インターネット広告の掲載

インターネットの情報の整備

特に近年はインターネットを利用した検索が主流となっています。インターネット広告の活用や、ホームページを「Google」など検索エンジンの上位に表示されるように最適化する「SEO」、「Googleマップ」などの地図検索サイトで優先的に表示させるための「MEO」といったWeb対策も有効です。

医院の魅力を伝える

インターネット上で求職者に対して自医院の魅力をアピールすることは、大切なポイントです。他の歯科医院と比較したうえで差別化や訴求できる点をまとめ、分かりやすく伝えましょう。

また、歯科衛生士の多くは人間関係、労働環境、待遇、成長性などを重要視しており、医院の雰囲気をつかむ目的でホームページをチェックしています。院長やスタッフ同士の人間関係、あるいは職場環境が伝わるようなホームページを心がけ、さらにSNSを併用して情報発信することも効果的です。

まとめ

新卒歯科衛生士の採用を実現するためには、求職者である新卒歯科衛生士の目に留まるよう幅広い方法で、求人を掲載する必要があります。さらに、他医の歯科医院との差別化や、自医院の魅力を求職中の歯科衛生士へ伝わるように発信することも大切なポイントです。