【徹底比較】歯科用レセコン8選|選び方のポイントは?

レセコンは歯科医院における診療業務で欠かせない存在です。各メーカーからさまざまな製品が販売されているため、何をポイントに選べばよいのか分からなくなってしまうこともあるでしょう。レセコンの費用は決して安くなく、一度導入したら長く運用するのが前提であることから、選択を失敗したくないとお考えの先生が多いはず。

そこでこの記事では、レセコンの選び方を解説した上で、具体的なレセコン製品をご紹介します。

歯科用レセコンの選び方

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(画像=MclittleStock/stock.adobe.com)

レセコンの導入タイプ:オンプレミス型orクラウド型

歯科用レセコンにはオンプレミス型とクラウド型の2つのタイプがあり、それぞれに異なるメリット・デメリットがあります。業務形態やレセコンに求める機能によって適するタイプが違うので、購入の際は留意しておきましょう。

まず、オンプレミス型は従来のタイプ。サーバーなどのシステム設備とデータを院内で保有します。データ管理が院内で完結するため、外部への情報流出リスクが極めて少ないです。また、使いやすいよう、機能を自由にカスタマイズできる点も大きなメリットといえます。

デメリットとしては、バックアップメディアなどの初期費用がクラウド型に比べて高くつくこと、システムのアップデートを各歯科医院で行わなくてはならないことが挙げられます。

オンプレミス型に対して、近年人気のクラウド型は、外部サーバーと連携しながら保守管理をするタイプ。バックアップやアップデートを自動で行ってくれる点や、費用も比較的安価であること、固定の端末が破損してもデータが守られる点などがメリットです。

デメリットとしては、オンプレミス型よりもカスタマイズの自由度が低い点が挙げられます。

レセコンの機能:レセプト作成だけじゃない

歯科用レセコンの主な機能はカルテ入力とレセプト作成ですが、患者管理や会計などの便利機能も付随した、日々の診療業務をサポートしてくれる製品が多く販売されています。

さらに予約管理や経営分析、リコール機能などが搭載されているものならば、治療から経営、レセプト関連までの主要業務を連携し、業務の効率化を図ることができます。

外部ソフトとの連携機能が用意されている製品もあるので、購入前には既存のシステムとの相性をチェックしておきましょう。

レセコンの費用:長期目線のトータルコストで考える

歯科用レセコンの導入費用の内訳は、初期費用・月額利用料・更新費用・バージョンアップ費用などです。レセコンの乗り換えは手間もコストもかかるので、長く使うことを考慮して慎重に検討する必要があります。

購入時にはどうしても初期費用が気になりますが、月額利用料や更新・バージョンアップ費用もトータルコストを大きく左右するポイントです。レセコンのコストを考える際は、更新やバージョンアップの頻度も確認しつつ、5~10年スパンで判断しましょう。

レセコンの使い勝手:導入前に操作性をチェック

診療業務で日常的に使用する歯科用レセコンは、操作性や使い勝手の良さも大切なポイントです。まずは、最も重要なカルテ入力やレセプト作成が正確かつスムーズにできるかどうか、エラーチェックの精度なども含めて確認しましょう。

機能が豊富だと一見魅力的ですが、逆に操作が複雑になってしまい使いづらさを感じる可能性もあります。コストパフォーマンスの観点からも必要十分な機能を有した製品を選択しましょう。

できれば導入前にデモ版をいくつか試してみて、日々の業務に適した製品を吟味したいところです。

レセコンのサポート・メインテナンス体制も確認

万が一レセコンに不具合が生じて使えなくなってしまえば、業務全体に支障をきたします。そんなときに、素早く対処してくれるサポート体制が充実しているかどうかは非常に重要です。

また、診療報酬改定に対応するための更新や、システムのバージョンアップのサポートについても確認しておく必要があります。

レセコンは費用や操作性だけでなく、長く安心して使えるかどうかも大切なポイントであることを覚えておきましょう。

【徹底比較】歯科用レセコン8選

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(画像=wutzkoh/stock.adobe.com)

歯科用レセコン1. WiseStaff(ノーザ)

豊富な実績と高いシェアを誇るノーザ社のレセコンは正確性・安定性・サポート力に定評がある製品です。現行のWiseStaff-9 Plusは、通常の入力操作だけで電子カルテも同時に作成できます。

遠隔バックアップサービスやオンラインバージョンアップ、リモートでのサポート体制が充実しており、従来のオンプレス型のデメリットが広くカバーされています。

また、安全なVPN回線による訪問診療への対応やiPadとの連携、患者さま向け診察券アプリなど利便性の高い豊富な機能がそろっているのもポイントです。

WiseStaff | 株式会社ノーザ

歯科用レセコン2.palette(ミック)

ミック社のpaletteも、多くの歯科医院への導入実績を持つ歴史あるレセコンです。

paletteの特長は、自分で機能を選び好きなようにカスタマイズできる点にあります。レセプト標準サービスと領収書・明細書発行の基本プランに加え、予約管理やリコール、患者分析から訪問診療、介護連携まで60もの機能から自由に選んで実装できます。

初期導入はCD-ROMですが、バージョンアップやプログラムはオンラインでダウンロードできるのもポイントです。

palette|製品情報|株式会社ミック

歯科用レセコン3.DOC-5プロキオン(モリタ)

モリタ社のDOC-5プロキオンは、安心して扱えるオンラインサービスをベースに院内データを一元化し、予約から来院、問診・検査、カウンセリング、カルテ作成、会計、レセプト請求、経営管理まで、自院の業務を一挙にサポートしてくれます。

NTTデータとの連携で実現したセキュリティの高さも特徴の一つ。モリタデータセンターではウイルス監視を行い、データの流出や改ざんを防いでくれます。

デンタルオフィスコンピュータ DOC-5 ProcyonⅡ

歯科用レセコン4.Opt.one®(オプテック)

オプテック社のOpt.one®は、治療過程をエビデンスに基づいて論理的・科学的にカルテに記載できるのが魅力です。治療状況を時系列で一覧できるので、歯科医師や歯科衛生士はもちろん、患者さまへの治療の説明もスムーズに行えます。

問診票やカルテはQ&A形式で簡単に入力でき、入力された部位や病名からAIが治療方法を提案するなどカルテ作成を支援してくれる機能もあるため、業務効率化につながります。

歯科レセコン&電子カルテの株式会社オプテック

歯科用レセコン5.POWER5G(デンタルシステムズ)

デンタルシステムズ社のPOWER5Gは、もともとオンプレミス型だったPOWER4Gをサブスクリプションのクラウド型にアップデートした製品です。

分かりやすい操作画面と柔軟なカスタマイズ、応答時間3秒以内を目指した処理スピードなど使い勝手の良さを追求しています。

紙のカルテをイメージした患者登録画面や高スピードのレセプト集計処理、訪問診療にまつわる介護保険の入力など、日々の業務に寄り添った利便性の高さが特長です。

デンタルシステムズ | クラウド型歯科用レセコン

歯科用レセコン6.With(メディア)

メディア社のWithは、返戻や指導を回避するための「正しいカルテ記載」の実現を目指したレセコンです。問診から歯科治療では丁寧なガイドが表示され、カルテ入力の際にはリアルタイムチェックシステムがミスを防いでくれます。

従来のカルテ用紙への記入順に書き込めるので、初めて使う際も違和感なく使いこなせるのもポイントです。

また、投薬の際には問診票の記載事項や服薬履歴をもとに歯科治療や薬剤投与における注意点を指摘してくれるなど、安全な治療をサポートしてくれる機能も充実しています。

歯科のための電子カルテシステムWith|メディア株式会社

歯科用レセコン7.iQalte(プラネット)

プラネット社のiQalteは、そのネーミングの通りカルテ作成から領収書・処方せん発行、レセプト確認まで全ての操作をiPadで完結できるように設計されているレセコンです。

カルテ入力は1号用紙や2号用紙そのままの画面構成となっており、マニュアルを読まなくともタップとペンシル機能で直感的かつスムーズに入力できます。

スタッフの数やユニット数に応じて、iPadを増やすだけで運用できるのもポイント。作業スペースを気にすることなく、院内・院外どこでもシステムを立ち上げることができます。

iQalte:株式会社プラネット・患者を一元管理できる歯科専用ソフトウェア「Dental X[R](デンタルテン アール)」

歯科用レセコン8.ジュレア(ピクシス)

ピクシス社のジュレアは、月額利用料19,800円というリーズナブルな価格が魅力のクラウド型のレセコンです。

更新料や保守料金不要のシンプルなプランで豊富な機能を利用できるほか、訪問診療先でタブレットからも利用可能なフットワークの軽さも特徴。

また、標準搭載されている予約システム「デンタマッププラス」は、診察台で予約できるチェアサイド予約や予約解析など、リコールのサポートもできるすぐれものです。

クラウド型歯科レセコン&予約管理システム「ジュレア」

まとめ

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(画像=polkadot/stock.adobe.com)

レセコンは今やカルテ入力やレセプト作成にとどまらず、医院の業務や集患をサポートし、医院経営を効率化できる便利な製品がさまざまなメーカーからリリースされています。経済産業省のIT導入補助金の対象となっている製品もあるため、導入の際には忘れずチェックしましょう。

費用・操作性・機能などのポイントを比較しながら、自院の経営スタイルに最適なものを探してみてください。

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