歯科衛生士の応募がない原因 採用キャッチコピーのここがダメ

歯科衛生士を募集しても、応募がまったく来ない!とお悩みの先生もいらっしゃるのではないでしょうか。

・グッピーに求人を載せても応募が来ない。

・とらばーゆに載せても応募が来ない。

・時間とコストばかりがかかり全く成果が上がらない

ないない尽くしで掲載費だけが膨らんでゆく…そんな状態は打破したいもの。

実は、応募が来ない一因として、「キャッチコピー」が考えられるケースが多いのはご存じでしょうか。

キャッチコピーが歯科衛生士当人の目線で出されていないと、きちんと応募者を集められません。

この記事では、「求人を検索する歯科衛生士はどこをチェックしているのか」「求人に載せるべきではないキャッチコピー」「どうしても応募者が集まらない場合に活用するもの」などをご紹介します。

1. 歯科衛生士の応募が来ないのはキャッチコピーのせい!?

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(画像=pixta)

「何度求人を出しても、応募が来ない。」

そんなときは、「その広告が本当にターゲットに届いているのか」を考えてみましょう。

広告は非常に数が多いので、いくつもの競合の中から「この歯科医院の話を聞いてみたい」と思わせなければなりません。

そのため歯科衛生士さんの目線に立って「応募したい求人」「魅力的に映る求人」とは何かから考えなおす必要があります。

そこで、歯科衛生士さんから見た「応募したい魅力的な求人」を把握するため、求職中の方の行動を追ってみましょう。

求職中の歯科衛生士さんは、まず求人サイト(グッピー・とらばーゆ・ハローワーク・JobMedleyなど)で希望の条件・勤務地を入力して検索してみる方が多いはずです。

例として、グッピーで検索した場合を確認していきましょう。

まず、「東京」「正社員」「月収25万円以上」の条件で検索してみます。すると、882件もの求人が見つかりました。

歯科衛生士求人
(画像=グッピーの検索画面)

この検索結果で出てくるのは、入力した希望条件を満たしている求人です。

しかし、すべてをチェックするとなると非常に時間や労力がかかるため、求職者はざっと上から順番に流し見をし、気になる医院をクリックしていく方法を取るでしょう。

歯科衛生士求人2
(画像=グッピーの検索結果ページ)

求人を流し見していく場合、応募者の目に入りやすいのは「画像や、画像内にあるキャッチコピー」「オレンジ色のキャッチコピーの前半」ではないでしょうか。

細かな文字で記載されている情報(住所・名称・最寄り駅など)よりも、断然目線が向きやすいはずです。

つまり、画像・キャッチコピーでいかに「この歯科医院、いいかも!」と応募者に思わせるかが、他院と差をつけるポイントとなります。

どんなに求人ページを作り込んでも、詳細ページにどんなによい情報が載っていても、クリックしてもらわなければその情報を知ってもらえません。

「よい条件で求人募集をかけているはずなのに、応募が来ない…」

そんなお悩みを抱えているなら、求人そのものではなく、キャッチコピーに改善点がある可能性も考えられます。

2.求人に載せちゃダメ!NGキャッチコピー7選

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(画像=pixta)

キャッチコピーに問題があるとして、「どういった表現を避けるべきなのか」を知らないままでは、修正しにくいでしょう。

そこで、歯科衛生士の応募に使ってしまいがちなNGキャッチコピーを7つ選出しました。 うっかり使ってしまっていないか、それぞれ確認してみましょう。

1. 明るくアットホームな歯科医院です。

2. ●月●日開業。新規オープンの医院で働きませんか?

3. 医院リニューアルのため募集します。

4. 笑顔で明るい職場です。

5. 働きやすい環境です。

6. 患者さまの健康を一緒にサポートしましょう。

7. スキルアップ研修あり、思いやりを大切にしたクリニックです。

どのフレーズもよく使われているため、「どこがいけないの?」とお思いの先生も多いはず。

それぞれについて説明します。

ひとつめのフレーズ「明るくアットホームな歯科医院です」の問題点は、主観だけのPRであることです。

「明るい」も「アットホーム」もあくまで主観であり、全員が同じように感じるものではありません。

過ごしやすさや、雰囲気の明るさの感じ方は人それぞれであり、医院のアピールに向かないものです。

次に「●月●日開業。新規オープンの医院で働きませんか?」「医院リニューアルのため募集します」のフレーズですが、こういったキャッチコピーは、残念ながら「施設が綺麗なのだろうな」くらいの印象しか残りません。

求職者にとっての具体的なベネフィットが記載されていないため、「オープン日までにできるだけ早く人数を集めておきたいだけでは」「人手が集まらず、院長が焦っているだけでは」と思われてしまう可能性があります。

さらに、業種問わず使われがちな「笑顔で明るい職場です」「働きやすい環境です」といったフレーズ。

こちらも主観的であいまいな印象を受け、わざわざ選ぶメリットを感じられない方が多いでしょう。

こうしたフレーズを使う場合は、以下のような文言を入れ、具体的なアピールをするのがおすすめです。

<ベネフィットを含めて記載したキャッチフレーズ例>

・休憩時間は皆で楽しくおしゃべりをして盛り上がっており、明るい笑い声が響きます!

 休憩室に設置されたネスカフェアンバサダーも飲み放題!


・産休・育休の取得率は直近2年間100%。

 復帰後の仕事ペースも気軽に週次で相談できるシフト制のため、子育て中でも安心です!

また、「患者さまの健康を一緒にサポートしましょう」といったフレーズも、注意が必要な表現のひとつです。

これは歯科衛生士の仕事のやりがいのひとつであり、一見良さそうと思う方も多いはず。

しかし求職者には「わざわざ言われなくても、そのためにこの仕事をしているんだけど…」と思われる可能性があります。

求職者が求めている具体的な「魅力」「ベネフィット」に触れられていないため、応募者数はあまり期待できないといえるでしょう。

最後に「スキルアップ研修あり、思いやりを大切にしたクリニックです」というフレーズですが、こちらも求人を見ている歯科衛生士に「この歯科医院をこそ選ぶべきメリット・自分の得られるベネフィット」が伝わりません。

研修制度を推すのであれば、「研修は勤務時間扱いです」「スキルアップも仕事の一環という考え方の院長の元、成長できる環境を整えています」といったアピールを共に行うのがおすすめです。

ここまで使ってしまいがちな7つのフレーズをご紹介してきましたが、いずれも以下の問題点がありました。

<キャッチフレーズで陥りやすい落とし穴>

・主観によるPRになっている


・ベネフィットが記載されておらず、魅力が伝わらない


・復帰後の仕事ペースも気軽に週次で相談できるシフト制のため、子育て中でも安心です!

この3点を踏まえ、自院の求人に使っているキャッチフレーズを見直してみましょう。

3. 歯科衛生士目線で求人を作るのは難しい!

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(画像=pixta)

「歯科衛生士目線でキャッチコピー・求人を作ろう」とはいっても、実際に歯科衛生士として活躍している方でなければ「その立場に立つ」ことは難しいものです。

想像力を必死で働かせても、具体的な悩みや望んでいるものなどを把握しきれず、悩んでしまう先生も多くいらっしゃるでしょう。

そこで今後の求人作成のため、そして求人掲載費を無駄にしないためにぜひチェックしていただきたいのが「あきばれ歯科経営online」の「歯科衛生士 歯科助手採用セミナー」 です。

セミナーを担当するのは、「歯科衛生士」資格を持っているWEBコンサルタント。

参加費が無料のこのセミナーは、求職中の歯科衛生士の目線を把握し、応募者数の増加に役立ちます。

<セミナーで理解できる3つの内容>

・なるべく短期間に歯科衛生士を採用する方法


・院長に合った歯科衛生士を採用する方法


・スタッフが離職せず、人不足に悩まなくなる方法

応募・採用が成功した事例のなかには「4か月で歯科衛生士10名採用に成功」「3か月で歯科衛生士2名採用に成功」「1か月で歯科衛生士4名の応募を獲得」といった医院も。

応募が少ないとお悩みの先生はぜひ、歯科医院経営セミナーをチェックしてみてください。

【おすすめセミナー】
・【無料】月15人の義歯の新患が来院! 義歯集患セミナー
・【無料】矯正治療が得意な先生に贈る マウスピース矯正集患セミナー
・【無料】たった4ヶ月で歯科衛生士276名の応募獲得! 歯科衛生士・歯科助手採用セミナー

長谷川 愛

あきばれホームページ 歯科事業部長 / 主席コンサルタント
歯科衛生士

歯科衛生士資格を持つWEBコンサルタント。オーラルケア、ホワイトエッセンス、エイチ・エムズコレクションにて、通算9年間にわたり歯科衛生士として活動。 WEBコンサルタントとして600サイト以上の集客コンサルティング、100サイト以上のライティングを手がけ、WEBサイトの反応率を十数倍にした実績を多数持つ。

現在は、全国で1000を超える歯科医院のHP制作を手がける【あきばれホームページ】歯科事業部長としてWEBを使った集患や採用の支援を行っている。本コラムでは、集患はもとより、スタッフの採用やマネジメントについても解説している。

株式会社オーラルケアにて、予防歯科の普及活動やDHむけ情報誌「タフトくらぶ」創刊に編集者として携わる。その後、創業期のホワイトエッセンスに勤務。

2002年 有限会社エイチ・エムズコレクション入社。

歯科商品の企画やセールスプロモーション、執筆活動(著書:医学情報社OralCareBook)、歯科医院むけコンサルティング、介護施設むけに口腔ケア指導を担当する。また、トクヤマデンタル社にて、義歯・接着関連製品の企画・販促に携わる。

オーラルケア、ホワイトエッセンス、エイチ・エムズコレクションにて、通算9年間にわたり歯科衛生士として活動。

2008年 株式会社WEBマーケティング総合研究所入社。

2013年 歯科に専門特化したホームページ作成サービス【あきばれホームページ歯科パック】の企画を立案し、サービス提供を開始。

2016年 歯科への総合的なWEB集客を支援すべく、歯科事業部を立ち上げる。ホームページ制作だけでなく、歯科医院向けにWEBを使った集患支援を行っている。