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(画像=kitsune/stock.adobe.com)

日本国内の北から南まで人気の日本酒をご紹介するシリーズ、今回は「東北編」です。

日本酒といえば「東北」を思い浮かべる方も多いでしょう。

酒造りに欠かせない「米」「水」「冷涼な気候」の条件が揃う「日本酒激戦区」では、どのような特徴を持つ日本酒が造られるのでしょう。

今はなかなか難しいですが、学会などで訪れることがあったらぜひ試してほしい東北のお酒をご紹介します。

東北地方の日本酒の特徴とは?

東北でつくられる日本酒は、スリムで美しい酒質が特徴です。これは冷涼な気候を生かした「寒造り」、日本酒専用につくられた「酒米」によるもの。

特定名称比率が高く、全国新酒鑑評会での金賞受賞数でも群を抜いて1位を獲得するなど、全国的にもトップレベルの酒質を誇ることから、東北は「日本酒激戦区」ともいわれています。

もう一つの特徴は、新麹開発や醸造の新技術も積極的に取り入れている点です。

米造りが盛んな東北地方では、酒米開発にも力を入れており、各県ごとに特徴ある日本酒ができあがります。

それでは「米どころ」東北が生んだ「銘酒」をみていきましょう。

1.食材の味を引き立てる幻の地酒【青森・田酒】

県土のおよそ65%を森林が占める青森県。

自然の栄養を豊富に含んだ湧き水でつくられる青森の酒は、良質な水を感じられる「クリアな味わい」であることがひとつの特徴です。

寒さの厳しい青森だからこそできる「寒造り」という技法を用いてつくられる酒も多く、引き締まった独特の風味とスッキリとした後味のものが豊富に揃っています。

青森を代表する日本酒の一つ「菊駒」や「桃川」など、北東北らしい「スッキリとした辛口」が有名です。

でも、今回ご紹介するのは「米の旨味が生きる」甘口純米酒「田酒」です。

参照:あおいもりの地酒 公式価格 1,485円(720ml)

日本酒は全国各地でつくられていますが、「青森の田酒は別格」と評されることは少なくありません。

「料理によって変化する味わい」は、ほかにない田酒ならではの魅力。煮つけに合わせればキリっと辛口に、塩味や辛味と合わせれば、米のまろやかな味わいが堪能できます。

温度によっても味わいの変化を楽しめるのも特徴の一つ。「冷や」で飲めばまろやかさが際立ち、「熱燗」にすれば口当たりなめらかに、酸味が一層深まります。

定番「特別純米酒」以外は限定酒になるため、入手困難という幻の酒「田酒」。日本酒通をも虜にする洗練された「青森の米の旨味」を、ぜひ味わってみてください。

2.濃醇な米の旨味と長い余韻を味わう【岩手・南部美人】

数ある銘醸地の中でも「岩手の酒は飲みごたえがある」と定評があります。

岩手県の日本酒は口当たりがやわらかく、米の旨味と甘みが長く残る「濃醇な甘口」が多いのが特徴です。

全国新酒鑑評会で2年連続金賞を受賞した「南部美人」は、岩手酒の特徴を堪能できる銘酒です。

参照:南部美人 純米大吟醸 公式価格 5,775円(720ml)

「南部美人」の蔵元は100年の歴史を誇る老舗の酒蔵。越後杜氏・丹波杜氏と並ぶ「三大杜氏」のひとつ、「南部杜氏」の歴史ある伝統を受け継いだ蔵元です。

純米吟醸といえば、米の旨味を感じる濃厚な甘みですが、こちら南部美人は上品かつ優雅な香りを楽しめる日本酒。軽い口当たりとスッキリとしたのど越しの中に、どこかフルーティな味わいも感じられます。

和食でも洋食でも、肉でも魚でも、どんな料理にも合う万能さも魅力。「JALファーストクラス」や「ニューヨークの一流レストラン」でも提供されるグローバルな一本です。

数々の需要歴をもつ「南部美人」ですから、すでに味わったことのある先生も多いでしょう。

しかし「南部美人」は、しぼりたての風味を瞬間冷凍で閉じ込めた「南部美人 スーパーフローズン 生原酒」や9~12月限定「南部美人 純米吟醸 ひやおろし」など、商品ラインナップが豊富です。

まだ試したことのない「南部美人」を、ぜひ一度ご賞味ください。