歯科医院向け自動精算機の機能・価格や導入メリットと選び方

本記事では、歯科医院向け自動精算機について解説します。まず歯科院長が知っておくべき機能と価格について説明した後、実際に歯科医院が自動精算機を導入するメリット、最後に具体的な3つの自動精算機について解説しますので、ぜひ内容を参考にしていただければと思います。

歯科院長が知っておくべき自動精算機の2つのポイント

患者が1人で精算、お金の授受まで行えるのが自動精算機です。会計の待ち時間の短縮や、スタッフ不足の悩み解決が期待できます。まずは機能と価格について紹介します。

歯科向け自動精算機の機能

自動精算機は金額の確定後に料金が表示され、患者が現金を投入し、釣り銭の戻しや領収書発行などを行うという基本機能を備えています。電子カルテ・レセコンとの連動や診察券・バーコードの読み取りといった関連機能も充実しています。

診察入力後はボタンを押すだけの自動精算機もあり、会計処理に携わるスタッフの手間を減らすことができます。会計の待ち時間短縮によって、スピーディーで効率的な会計が期待できるでしょう。

歯科向け自動精算機の価格

販売会社や歯科医院の規模・運用方法によっても異なりますが、自動精算機本体の価格は、安いもので100万円台、通常は200万円から300万円ほどが相場です。オプションを追加したり上位機種を選んだりした場合は300万円台になることもあります。

その他、保守・メンテナンスで月額数万円がかかることもありますし、クレジットカード決済を導入すれば、決済手数料として数%を見込む必要があるでしょう。

後述するように自動精算機を導入するメリットは多いので、費用対効果も期待できるといえるでしょう。

歯科医院が自動精算機を導入するメリット

歯科医院が自動精算機を導入する主なメリットは4つあります。それぞれ解説します。

  • 会計時のミスを防ぐ
  • スタッフの負担軽減
  • 接触機会の削減
  • 他システムとの連携

歯科向け自動精算機導入のメリット1:会計時のミスを防ぐ

自動精算機の導入によって、釣り銭の計算ミスや渡し間違いがなくなりますし、会計記録時のレジ登録のミスも防げます。自院で物品を取り扱っている場合も、バーコードのスキャンだけで読み取れるので「お金が合わない」といったヒューマンエラーを防止できます。

高齢の患者が多い歯科医院でも、「スムーズに自動精算機を利用できた」という事例がありますので、導入しやすいのではないでしょうか。

歯科向け自動精算機導入のメリット2:スタッフの負担軽減

自動精算機によって締め作業や1日数回のレジ金の確認といった会計処理にかかるスタッフの業務時間・労力を減らせることも大きなメリットです。

スタッフにとって、患者との金銭授受は慎重に行わなければならないので、ストレスを感じるものです。釣り銭の計算ミスや渡し間違いがあれば、患者とトラブルに発展することもあります。そのようなスタッフのお金の取り扱いに関するプレッシャーは、自動精算機の導入によって軽減されるでしょう。

自動精算機のなかには、自動再来・再診時の受付機能を搭載しているタイプもあり、さまざまな事務処理を自動化できます。その結果、治療や患者対応などの業務に集中しやすくなります。

歯科向け自動精算機導入のメリット3:接触機会の削減

自動精算機は人同士が接触しないため衛生的です。スタッフは紙幣や硬貨に触れた手で医療機器、カルテ、書類などに触れることがないため、感染症対策も期待できます。

衛生的な歯科医院ということが患者の話題になれば、他院との差別化や口コミによる集患効果も期待できるのではないでしょうか。

歯科向け自動精算機導入のメリット4:他システムとの連携

データベースで情報を管理することで、売上や患者情報の一元管理ができます。自動精算機によっては電子カルテ・レセコンとの連携も可能なので、出力された請求情報を読み取ることができます。問診票内容のカスタマイズや、回答内容のグラフ化機能を搭載しているシステムもあります。

他にも、医事会計システムや会計案内表示システムと連携できる自動精算機もあり、導入することで業務効率化につながるでしょう。

歯科医院向け自動精算機の選び方

歯科医院向けの自動精算機の選び方で注意したいのは、機能の種類と使いやすさです。これら2つのポイントについて説明します。

機能の種類

自動精算機としての基本機能の他、電子カルテ・レセコンとの連動といった周辺機能が充実しているかどうかが大切です。電子マネーやクレジットカードなど各種決済方法に対応しているかもポイントになります。

周辺機能の充実によって素早く正確な会計が期待できますし、さまざまな決済方法に対応していれば、患者の利便性が向上します。「自医院の業務プロセスが効率化するか」、「患者の満足度向上につながる機能を備えているかどうか」という視点から自動精算機を選ぶとよいでしょう。

使いやすさ

高性能な自動精算機を導入しても、患者が簡単に操作できなければデメリットになる可能性があります。逆にいうと、簡単に使える自動精算機なら、患者にとっても衛生面などのメリットが期待できるということです。

特に高齢の患者がストレスなく利用できる自動精算機かどうかという視点を重視してください。若い方は違和感なく利用できても、機械に慣れていないシニア層はうまく使えない可能性があるので、直感的に操作できる自動精算機を選びましょう。

もちろん院長自身や、歯科衛生士・助手、事務スタッフなどが簡単に使えるかどうかも大切です。

自動精算機の種類を3つ紹介

ここでは以下3種類の自動精算機を紹介します。それぞれ特徴、機能、サポートについて解説しますので参考にしてください。

  • NOMOKA-Stand
  • セルフ清算レジ
  • ハヤレジ

NOMOKA-Stand

「NOMOKA-Stand」(ノモカ・スタンド)は自動精算に加えて再来受付にも対応している自動精算機です。電子カルテ・レセコンとの連携や、領収書・明細書・お薬引換券の標準発行といった機能を備えています。導入後の保守サポートにも対応しています。

セルフ清算レジ

寺岡精工のセルフ精算レジは、カウンターにも設置できる対面式の自動精算機です。専用UI(操作画面)、音声対応、レセプトシステムとの連携、電子マネー・クレジットカード対応、売上や患者データの管理といった機能を備えています。購入後の保守サポートや修理にも対応しています。

ハヤレジ

ハヤレジは患者が精算するセミセルフレジだけでなく、スタッフが精算する自動釣銭機レジにも対応している自動精算機です。電子カルテ・レセコン連携、バーコード運用、オンライン決済端末との連動といった機能を備えています。

まとめ

歯科医院向けの自動精算機は基本機能以外にも、電子カルテ・レセコンとの連動や、診察券・バーコード読み取りに対応していることがあります。自動精算機の導入によって、会計時のミスを防ぐだけでなく、スタッフの負担軽減や感染症対策が期待できます。

実際に自動精算機を選ぶには、機能の種類と使いやすさを軸に考えるとよいでしょう。「自院にとって必要な機能を備えているか」、「患者やスタッフが簡単に操作できるか」という観点から考えてみてください。